후리가나로 읽는 일본 고전
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めいじかいか あんごとりもの
明治開化 安吾捕物
坂口 安吾의 明治開化 安吾捕物(めいじかいか あんごとりもの)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 30,755자 · 62화면
そこでその女中の話を訊いてみると、
「三月十五日の夕方でした。すこし早めに夕御飯を召上っておでかけのままお帰りにならないのです。当日、特に変った御様子はお見かけしません。御飯を召上りながら、この寒いのに一晩の不寝番は利口なことじゃないが仕方がない。カゼをひかないように、せいぜい厚着して行こうと仰有ったのを覚えてます」
ということであった。彼女はお給仕しただけで、彼の出るのを見送ったわけでないから、どんな厚着して出かけたか分らないということだった。わが家へ戻った新十郎は、杉山老女が書いてくれた脅迫状到着の日のメモをしらべた。脅迫は一昨年の十月から始って、毎月一度か、まれに二ヶ月に一度のこともあって、全部で十六回。
周信が手紙の束を紛失した前後から、他の目ぼしい出来事の日附と合わせてみると、知り得たところまででは、こんな風であった。
十一月二十六日脅迫状(十二月五日に金品交換。これが政子から兄へ手渡した最後の一通の取引に当るらしい)。
十二月十七日政子強制離婚荷物搬出。
十二月二十二日久五郎ら寮へ移る。
一月八日脅迫状(十一日金品引換え)。
一月十三日小沼男爵父子三名久五郎の寮へ家探しに。