일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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めいじかいか あんごとりもの

明治開化 安吾捕物

坂口 安吾

坂口 安吾의 明治開化 安吾捕物(めいじかいか あんごとりもの)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 22,829자 · 45화면

아오조라 문고

これが果報の第一課であるが、カケコミを成就したものはいかにも顔がハレバレして、妙花天に遊ぶ果報を得たことがうなずかれる。牧田はこれに苦労した。ウッカリ妙花天に遊んでしまうと、牛沼雷象の二の舞を演じなければならなくなる。さればといってカケコミを成就しないと信者の列に加えてもらえないから、カケコミの行事をつぶさに観察し、カケコンだ人の身ぶり顔ツキを充分に練習しておいて、入信の儀式にパスすることができた。

さて信徒になると教会に来て日毎の行事に唄い踊って妙花天に遊ぶ果報にひたるのが人生最大の悦楽となり、自然に財産を寄進して無一物になるまでに至る。無一物になるにしたがって神に近づくと云われ、信心の深さによって幾つかの階級があり、一段ごとに荘厳厳格な儀式と許しを経て進むのである。牧田は辛うじて二段上ったばかりで、とてもその上へは進めなかった。

山賀侯爵が全財産をあげて教会へ奉公して見る影もない生活に甘んじていることはすでに述べた通りだが、殺された神山幸三、佐分利母子、いずれも全財産をあげて寄進した人たちで、幸三は親が死んで継いだばかりの財産を一年足らずで、そっくり潰して、教会の教師の末席につらなり、佐分利も同じく亡夫の財産をつぶして母は教師の末席に、娘はミコになって奉仕していたのである。