후리가나로 읽는 일본 고전
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めいじかいか あんごとりもの
明治開化 安吾捕物
坂口 安吾의 明治開化 安吾捕物(めいじかいか あんごとりもの)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 21,134자 · 43화면
貧民窟に住んでいるのはこの連中で、そこは犯罪と伝染病の巣でもあった。
私が中学生ごろまでは、まだこれらの貧民窟があった。キレイさッぱり無くなったのは大震災からであろう。この戦争中、雑炊食堂に行列していた片手のない男が、オレはむかし深川貧民窟のアサリ売りだが、日本人の最低生活てえものは、朝はニマメにツクダニにミソ汁、午は干物、夜はカズノコに一杯ぐらいできたもんだ。そのニマメもツタダニも干物もカズノコも、米もありやしねえじゃないかとタンカをきっていたのを見たが、なるほど戦争中の日本人の半分は貧民窟以下の食生活を経験したようである。しかし貧民窟では、その最低の食料を買う銭が一月のうち半分はなかったのである。
正二郎はいささか胸つぶれる思いであったが、お久美には今はメクラの連れ添う男がいて、小さい子供が五人も生れているといえば、今さら名乗りでて、どうなるものでもない。かえッてお久美を苦しめるばかりであろう。すでにこの世にないものと思った方が上策である。そこでお駒には、
「なるほど、気の毒なお母さん、姉さんだが、バクチ打ちの悪漢がついていては、なまじ私が世話をすると、却って双方迷惑する結果になるようだ。