일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

めいじかいか あんごとりもの

明治開化 安吾捕物

坂口 安吾

坂口 安吾의 明治開化 安吾捕物(めいじかいか あんごとりもの)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 23,522자 · 46화면

아오조라 문고

おまけに銘々が憎み合って仲がわるくなるだけだ」

左近はそこまで云うと、たまりかねてクックッと忍び笑いをもらすのだった。

幸平は五年前に公金で株を買って穴をあけ、当にしていた左近からの借金は目の前で人のフトコロへ飛び去ってしまい、まもなく公金横領が発覚してしまった。亡父の遺産を全部売り払っても数千円の穴がのこり、ミネが然るべき筋へお百度をふみ、母の慈愛が実をむすんで、とにかく表沙汰にならずにすんだ。五年後に実父から財産分与があることになっているから、そのとき残額およびに当日までの利子をつけて支払う。そういう一札をいれて、銀行の方はクビになった。その後はソバ屋の出前持に落ちぶれて辛くも糊口をしのいでいた。

兄の正司も三十となり、なんとかして嫁をもらって一戸をたて、自分の店も持ちたいと思うが、最初の主家が没落したために、その後の奉公は次々とうまくいかず、まだ住み込みの平職人で、間借りして独立の生計をたてるのもオボツカなく、店をひらくどころか嫁をもらう資力すらも見込みがない有様であった。そのために元々陰鬱な性格が益々暗くひねくれて無口となり動作が重い。二十一二の若造がいっぱし高給をもらって面白おかしく暮しているのに、彼は女中や小僧どもにもナマズなどと渾名でよばれて、ちょッと目をむくが、どうすることもできない。