후리가나로 읽는 일본 고전
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めいじかいか あんごとりもの
明治開化 安吾捕物
坂口 安吾의 明治開化 安吾捕物(めいじかいか あんごとりもの)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 23,522자 · 46화면
その音がきこえるだけでも、おもしろいぞ」
そうささやいて、自分の口に指を当てて、沈黙を命じ、手ぶりで去れと命じたのである。それが明晩、水野家に於て起る予定の出来事であった。
倉三は語り終って、酔いもさめ、ぐったり疲れきってしまった。
「怖しくって誰にも打ちあける勇気がありませんでしたが、はじめてあなたに打ち開けて、自分でもこんなことを物語っているだけでも夢を見ているようでさア。私はとても窓の外へ忍んでくるほどの度胸はありませんが、大原の旦那、明晩はとにかくタダじゃアすみませんぜ」
草雪も聞き終って、しばしは呆然と口をつぐんでいるのみであった。ようやく、ホッと息をついたが、このようなケタの外れた話については、きいたり、語ったりすることが見当らなかった。
「お前さんは常友さんの吉原の貸座敷とやらへ落着くのじゃないのかね」
「とんでもない。お清はとにかく、私はアイツの子供の時から、親のようにしてやったことは一度もありませんので」
云い終ってから倉三は、思いだしたようにちょッと頭をかいて、
「実は野郎が嫁をもらって女郎屋をやるときに、私と野郎の親子の縁は――戸籍の上のことではありませんが、旦那の前で起請をとって、フッツリ手を切るようにさせられましたようなわけで。