후리가나로 읽는 일본 고전
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めいじかいか あんごとりもの
明治開化 安吾捕物
坂口 安吾의 明治開化 安吾捕物(めいじかいか あんごとりもの)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 23,522자 · 46화면
を致しまして相済みません。しかし御子息様も今では一人前の立派な職人、どこへ出しても恥しくない腕ですから、本来ならば手前がノレンをわけて差上げなければならないのですが、それが出来ない事情になりましたので、手前に代って店を持たせてあげていただきたい。こう頼んであげたんですが、このときの旦那の返事がよく出来ていましたなア」
倉三は酒にほてった顔をツルリとなでて、妙な笑い方をした。彼は酒をあまり飲まないが水野左近に奉公した身の不運に一生うまい物も食いつけないから、草雪のもてなすあたり前の料理がうまくて大そう食いッぷりがよい。
そのとき左近は玉屋の主人にこう云ったそうだ。
「お前さんが没落すれば職人が路頭に迷うのは当り前だな。主家がそうなれば、職人がそうなる。それは仕方がない」
ミネも涙を流して頼んだが、そんなことでちょッとでも心が動くような左近ではなかった。彼はキセル掃除のために常時手もとに用意しておく紙をとってコヨリを二本つくって、
「主家の没落でオレも路頭に迷っているが、お前さん方は手に職があるから、将来に希望が託せる。オレには貯えもなければ希望もない。