후리가나로 읽는 일본 고전
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ほしじょろう
星女郎
泉 鏡花
泉 鏡花의 星女郎(ほしじょろう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 52,344자 · 104화면
て、がたがたと上りました。約束通り、まず何事もなく、峠へかかったでござります。」
「猿ヶ馬場へ、」
「さようで、立場の焼跡へ、」
「はあ成程。」
「縄張のあります処から、ここぞともはや面を装い、チャクと黒鬼に構えました。
仔細なく、鼻の穴から麓まで見通し、濶と睨んだ大の眼は、ここの、」
と額に皺を寄せて、
「汗を吹抜きの風通し……さして難渋にもござらなんだが、それでも素面のようではない。一人前、顔だけ背負って歩行く工合で、何となく、坂路が捗取りません。
馬場へ懸ると、早や日脚が摺って、一面に蔭った上、草も手入らずに生え揃うと、綺麗に敷くでござりましてな、成程、早咲の桔梗が、ちらほら。ははあ、そこらが埋井戸か……薄がざわざわと波を打つ。またその風の冷たさが、颯と魂を濯うような爽快いだものではなく、気のせいか、ぞくぞくと身に染みます。
おのれ、と心をまず丹田に落つけたのが、気ばかりで、炎天の草いきれ、今鎮まろうとして、這廻るのが、むらむらと鼠色に畝って染めるので、変に幻の山を踏む――下駄の歯がふわふわと浮上る。
さあ、こうなると、長し短し、面被りでござるに因って、眼は明いが、面は真暗、とんと夢の中に節穴を覗く――まず塩梅。