후리가나로 읽는 일본 고전
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はんしちとりものちょう
時代推理小説 半七捕物帳(一)
岡本 綺堂
岡本 綺堂의 時代推理小説 半七捕物帳(一)(はんしちとりものちょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 158,540자 · 319화면
かれはお関という女で、おとどしからここに奉公している者であった。ゆうべこの座敷で山祝いの酒が出たときに、お関はその給仕に出て皆の酌をしたが、供の二人にくらべると、さすがに主人の若い武家は水際立って立派に見えたので、こっちも年の若いお関の眼は兎角にその人の方にばかり動いた。供の二人はそれを早くも見つけて、いろいろにお関をなぶった。そうして、おれ達にたのめばきっと旦那に取り持ってやるなどと云った。
その冗談がほんとうになって、七蔵が便所に行ったのを送って行ったお関は、廊下でそっと彼に取り持ちを頼むと、酔っている七蔵は無雑作に受け合って、おれから旦那にいいように吹き込んでやるから、家じゅうが寝静まった頃に忍んで来いと云った。お関はそれを真に受けて、夜ふけにそっと自分の寝床をぬけ出して行ったが、市之助の座敷のまえまで来て彼女はまた躊躇した。障子の引手に手をかけて、かれは急に恥かしくなった。まず媒妁人の七蔵をよび起して、今夜の首尾を確かめようと、彼女は更に次の間の障子をあけると、酔い潰れた七蔵は蚊帳から片足を出して蟒蛇のような大鼾をかいていた。一つの蚊帳に枕をならべている筈の喜三郎の寝床は空になっていた。