일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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はんしちとりものちょう

時代推理小説 半七捕物帳(四)

岡本 綺堂

岡本 綺堂의 時代推理小説 半七捕物帳(四)(はんしちとりものちょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 217,272자 · 434화면

아오조라 문고

急にお暑くなったようでございますね。きょうはこちらで何かのお見張りですか」

「なに、見張りというわけでもねえ。あんまりからだが閑だから、野幇間とおなじように、ここらへ出て来て岡釣りよ。そういう俺よりも、お光ちゃんこそ忙がしいからだで、ここらへ何しに出て来たのだ。おめえも色男の岡釣りかえ」

「ほほ、御冗談でしょう。両国橋が御普請だというので、どんな様子か拝見に出て来たんですよ」

「と云うのは、世を忍ぶ仮の名で、占い者にお手の筋を見て貰って……。それから両国の川へ行ってお念仏を唱えて……。これから何処へかお寺参りにでも行くのかね。はは、お若けえのに御奇特なことだ」

お光は顔の色を変えて、暫く無言で相手の顔を見つめていた。客商売に馴れている彼女も、当座の返事に困ったらしい。そこへ附け込んで、幸次郎は嚇すように云った。

「おい、お光。正直に云えよ。おめえは何でこの川へ来て拝んでいたのだ。後生願いに放し鰻をするほどの皺くちゃ婆さんでもあるめえ。それとも男を散々だました罪亡ぼしかえ。おい、唯の人が訊くのじゃあねえ。おれが訊くのだ。正直に云えよ」

彼女はやはり黙って俯向いていたが、その顔色はいよいよ蒼ざめて来たので、幸次郎は嵩にかかって嚇し付けた。