후리가나로 읽는 일본 고전
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はんしちとりものちょう
時代推理小説 半七捕物帳(四)
岡本 綺堂
岡本 綺堂의 時代推理小説 半七捕物帳(四)(はんしちとりものちょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 217,272자 · 434화면
おきぬはその翌日、女中のお直をつれて再び馬道の家へきのうの礼にゆくと、お節はきょうも参詣に出たというので留守であった。父の小左衛門は病中で、この頃は碌々に子供たちの稽古も出来ないが、娘がよく世話をしてくれるのでどうにか無事に日を送っている。親の口から申すも如何ながらと、小左衛門はわが子の孝行を褒めるように云った。
浪人ながらも武士の子で、容貌が美しくて、行儀が好くて、親孝行であるという以上、嫁として申し分のない娘である。浪人の貧乏はめずらしくない。系図さえ正しければ町人の嫁として不足はない。本人の久兵衛よりも、母のおきぬがこの娘に惚れてしまったのである。彼女はその後も山谷の家を二、三度たずねて、ついに縁談を持ち出すと、折角ながら独り娘であるからというので、一旦は断わられた。それを押し返して幾たびか口説いた末に、父の小左衛門には毎月相当の隠居料を贈ること、お節には嫁入りの支度として二百両を贈ることで、まず相談が纏まった。六月はじめの吉日に、お節は鍋久の店へめでたく輿入れを済ませて、若夫婦の仲もむつまじく見えた。
それから更にふた月ほど経て、その年の七月も末になった。