일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

ばんきく

晩菊

林 芙美子

林 芙美子의 晩菊(ばんきく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 15,998자 · 32화면

아오조라 문고

紺の暖簾を張った広い店先きにミシンを置いて、桃割に結った町子が、黒繻子の襟をかけてミシンを踏んでいるところは、早稲田の学生達にも評判だったとみえて、学生達が足袋をあつらえに来ては、チップを置いて行くものもあると云う風評だったが、この町子より五ツ六ツも若いきんも、町内では美しい少女として評判だった。神楽坂には二人の小町娘として人々に云いふらされていた。――きんが十九の頃、相沢の家も、合百の鳥越と云う男が出入りするようになってから、家が何となくかたむき始め、養母のりつは酒乱のような癖がついて、長い事暗い生活が続いていたが、きんはふっとした冗談から鳥越に犯されてしまった。きんはその頃、やぶれかぶれな気持ちで家を飛び出して、赤坂の鈴本と云う家から芸者になって出た。辰井の町子は、丁度その頃、始めて出来た飛行機にふり袖姿で乗せて貰って洲崎の原に墜落したと云う事が新聞種になり、相当評判をつくった。きんは、欣也と云う名前で芸者に出たが、すぐ、講談雑誌なんかに写真が載ったりして、しまいには、その頃流行のエハガキになったりしたものである。

いまから思えば、こうした事も、みんな遠い過去のことになってしまったけれども、きんは自分が現在五十歳を過ぎた女だとはどうしても合点がゆかなかった。