일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

ダーク・ミニスター

暗黒公使

夢野 久作

夢野 久作의 暗黒公使(ダーク・ミニスター)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 214,561자 · 420화면

아오조라 문고

「……いいえ……何でもないんです」

と云ううちに振袖に赤い扱帯を襷がけにして、お茶を給仕していた少年は、汗ばむ程上気しながら椅子に腰をかけると、手を伸ばして背後に横たわるゴンクールのポケットから巨大なブローニングを取り出した。その銃口を覗いて見ながら……、

「……何でもないんです。今朝早くお母さんに合鍵を渡して、ゴンクールの寝室から生命がけでこのブローニングを取って来てもらったのです。僕が行ってもよかったんですけど、母が承知しなかったもんですからね。そうして銃身の撥条を墨汁で塗ったヒューズと取り換えておいたのです。……ですから撃鉄を引いても落ちやしないんです。この通りです」

と云ううちにゴンクール氏の心臓に向けて撃鉄を引いて見せた。

……轟然一発……。

薄い煙がゴンクール氏を包んだ。白いワイシャツに黒い穴が開いて、その周囲を焼け焦げが斑々にめらめらと焼け拡がった。……と見る間にその下の茶色の毛襯衣の下から、黒い血の色が雲のように湧き出した。

「……あれっ……」

と母親が悲鳴をあげた。

玄関に残っていた四名の刑事も驚いたらしく、どかどかと這入って来たが、志免警視に支えられたまま一斉に屍体を凝視した。