일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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さいきんにほんのかがくろん

最近日本の科学論

戸坂 潤

戸坂 潤의 最近日本の科学論(さいきんにほんのかがくろん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 9,783자 · 19화면

아오조라 문고

平泉氏の思想的な本領は遂にここにはなかったので、元来今日氏が立脚している国民道徳みたいなものにあったと見える)。自然科学論もまたその頃は、石原純・田辺元・等の諸氏の業績にも拘らず、何等専門家に真の関心を強いるものではなかった。ヨーロッパでは必ずしもそうでなかったに拘らずである。

かくてこの期の所謂『科学論』は単に科学そのものに対して押しが利かなかったばかりではなく、そのおのずからの結果でもあり一部分その原因でもあるのだが、あまり重厚な社会的現実性を有たなかったのが事実だ。之は思想的な時局性・文化的時事性・を持ったものとはいえなかったのである。かつて古く、歴史は科学であるかどうかという議論が、日本でも試みられたことがある。内田銀蔵博士などが有力な論客の一人であったと思う。この論議はバックルの史観に遠由しているわけで、勿論外国で行なわれたのが日本でも行なわれたのである。前にあげた田口鼎軒氏などもバックルから大きい影響を受けたもののようだ。併しこの論議は当時は、殆んど全く一般学界、まして一般思想、に影を投じなかったらしい。処で今云った所謂「科学論」(大戦直後の科学論時代のそれ)も、要するに之と質的スケールを同じくするものであって、それが少し量的スケールを大きくしたものに過ぎなかったのである。