후리가나로 읽는 일본 고전
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さいきんにほんのかがくろん
最近日本の科学論
戸坂 潤
戸坂 潤의 最近日本の科学論(さいきんにほんのかがくろん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 9,783자 · 19화면
科学論が、特に社会科学、歴史科学、と現実的な連関を与えられ、そういう意味で学術的に地につくと共に、又時局的な圧力を持った思想として社会的実在性を受け取ったのは、日本に於ては、云うまでもなく世界大戦後からのマルクス主義の発達に由来する。ヨーロッパでは、ブルジョア哲学に基く観念論的な科学論と雖も、なる程一面に於てその不毛振りの悪評は高かったに拘らず、なお且つ科学研究上の或る実用性を持っていた。つまり科学特に社会科学乃至歴史学を観念論化するには有名な武器であった事を見落してはならぬ。処が日本ではそうでなかった。それがマルクス主義に依ることによって初めて、学術的に地についたわけだが、それが又同時に、社会的にも足を地につけることになったのである。之までの日本では未だかつて、これ程社会的現実性と思想的圧力に富んだ科学論はなかった。尤もこの場合、表面上、科学論という言葉ではなしに、史的唯物論の名の下に、又は一般に論理学の名を以て、呼ばれているわけだが。
それだけ、社会科学・歴史科学・に就いての近代日本の科学論は、専らマルクス主義をめぐって行なわれているわけである。