일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

つきとてぶくろ

月と手袋

江戸川 乱歩

江戸川 乱歩의 月と手袋(つきとてぶくろ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 39,541자 · 80화면

아오조라 문고

これではどうにもなりません」

彼は手首を抜こうとして、大げさな仕草をして見せた。どうしても抜けないという身ぶりをして見せた。

「きよちゃん、それでは、僕の胸のポケットからハンカチを出して、僕の手首の上にかけておくれ」

きよが命ぜられた通り、縛った手首の上にハンカチをかぶせた。

「ハイ、この厳重な繩目が一瞬間にとけましたら、お手拍子……」

ハンカチの下で何かモゾモゾやっていたかと思うと、パッと両手を出して見せた。ベルトはきれいに抜けていた。

克彦は勇気をふるって、パチパチと手を叩いた。かすれた音しか出ないので、何度も叩いているうちに、よく響く音が出だした。彼は少しばかり自信を回復した。あけみにも手を叩けと合図をしたが、彼女は音のない拍手を二三度するのがやっとだった。

「ただいまお目にかけましたるは、藤田西湖直伝、繩抜けの妙術にござりまする。これごろうじませ、抜けましたるベルトは、この通り、ちゃんと元の形をたもっておりまする。結び目は少しもゆるんではおりません。さて、みなさま、これのみにてはお慰みがうすい。次には、今抜けましたる繩にもともと通り、もう一度両手を入れてお目にかけまあす。