후리가나로 읽는 일본 고전
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ふくそうについて
服装に就いて
太宰 治의 服装に就いて(ふくそうについて)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 12,180자 · 25화면
どうにも気になる。私も今は三十二歳で、こんなに鬚もじゃの大男になって、多少は苦労して来たような気もしているのであるが、やはり、こんな悪洒落みたいな、ふざけた着物を着て、ちびた下駄をはき、用も無いのに公園をのそのそ歩き廻っている。知らない人は、私をその辺の不潔な与太者と見るだろう。また私を知っている人でも、あいつ相変らずでいやがる、よせばいいのに、といよいよ軽蔑するだろう。私はこれまで永い間、変人の誤解を受けて来たのだ。
「どうです。新宿の辺まで出てみませんか。」友人は誘った。
「冗談じゃない。」私は首を横に振った。「こんな恰好で新宿を歩いて、誰かに見られたら、いよいよ評判が悪くなるばかりだ。」
「そんな事もないでしょう。」
「いや、ごめんだ。」私は頑として応じなかった。「その辺の茶店で休もうじゃないか。」
「僕は、お酒を飲んでみたいな。ね、街へ出てみましょう。」
「そこの茶店には、ビールもあるんだ。」私は、街へ出たくなかった。着物の事もあるし、それに、きょう書き結んだ小説が甚だ不出来で、いらいらしていたのである。
「茶店は、よしましょう。寒くていけません。どこかで落ちついて飲んでみたいんです。