일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ほんしゅうおうだん つうかいとほりょこう

本州横断 痛快徒歩旅行

井沢 衣水

井沢 衣水의 本州横断 痛快徒歩旅行(ほんしゅうおうだん つうかいとほりょこう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 14,069자 · 29화면

아오조라 문고

が、先生も欲と二人連れ、帰れば一晩ゆっくり遊べるという寸法だから、馬の尻を叩くは叩くは、

「ハイヨウハイヨウ、ピシッ」

初めの一里ばかりは馬君風を斫って駆けたが、次第に暗くはなるし、山路の事とて路は素敵に悪るい。路の中には大きな石がゴロゴロしている。打っても叩いても進まばこそ、五十銭損得の境だから御者少年も汗みずくだ。一生懸命になって「ハイ、ッコラ、ヨッ」。最初は吾々も我慢して乗っていたが、いよいよ歩みの遅々たるに業を煮やし、ソレッとばかり飛び下りて、四人がワッショイワッショイ馬車の後押し、前後左右へガッタンガッタンするのを、一向お構いなく一生懸命になって馬車の後押しをした。お客が馬車の後押しをするなんてことは恐らくどこにもあるまい。村の人は軒に立って何事かと出てみては呆れている。お陰様で八時には今市へ着いた。五十銭の酒代で御者先生ホクホクもの。盛んに礼をいっておった。

八時の汽車には間に合ったが、さて乗り込んだところが連日の強行軍で洋服は泥まみれ。その上、大きな茣蓙を抱え込んだものだから、日光避暑連中は目を回しておった。これ位ならまだいいとして、汗臭氛々用捨なく室内に漲るには、日光行きのハイカラ先生少なからず顔をしかめておったわい。