일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ほんじょまつざかちょう

本所松坂町

尾崎 士郎

尾崎 士郎의 本所松坂町(ほんじょまつざかちょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 27,622자 · 55화면

아오조라 문고

一学は剣技に錬達しているだけではなく、それに持ち前の膂力が加わって、どのような敵に対しても肉体的な迫力を示した。その進境の眼ざましさには浦周之助も舌を巻いている。おそらく、実戦になったら、彼のもつ永続性はほんとうの底力を発揮するであろうと噂されていた。

吉良郷の人たちは、あたらしい消息の入るごとに一学の帰郷を待ちこがれていた。今までは毎年必ず帰ってきた上野介が、六十ちかくなると、つぎつぎと身体に故障を生じてくるものらしく、いよいよ帰国と決定してからすぐ取止めになったことが何度あるか知れなかった。

元禄九年にも、帰郷の通報があったが、急に、十一歳になった養子左兵衛をつれて将軍綱吉に謁見を賜うことにきまったので沙汰やみとなった。元禄十一年の四月にも帰郷の内意がつたえられたが、それが九月に持ち越され、いよいよ出立という間際になって、突然の火事で鍛冶橋の屋敷が類焼し、そのまま延期になった。

火事のあとで、呉服橋の袂に替地を拝領したので、すぐさま新邸の建築にとりかかった。若い頃から建築道楽であった上野介は、ほとんどその指揮にかかりきっていたので休息するひまもなかった。