일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

ほんごうのめいぶつ

本郷の名物

宮本 百合子

宮本 百合子의 本郷の名物(ほんごうのめいぶつ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 1,058자 · 3화면

아오조라 문고

本郷の名物は、いろいろある。たべるものにも、見るものにも。このごろ三丁目のところにマーケット風な店をひろげている小間物店「かねやす」は江戸時代の川柳に「本郷もかねやすまでは江戸のうち」とよまれている。

「赤門」も本郷名物の一つであり、大学正門の銀杏並木も、学内の現実を、初夏はその若葉で、秋にはその黄葉で美化して見せる名物である。

本郷にはもう一つわたしにとって忘れることのできない名所がある。それは本郷区役所と並んでそびえていた本富士警察署の留置場である。一九三〇年代にいくらかでも解放運動に関係のあった人は、日本の各地方に名所的警察署があることを知っていた。本富士署は、東大をひかえて、左翼の理論を追求する学生をいつも多勢留置しなければならないために、留置場の看守たちは、ひどく風変りな独自性を身につけていた。ひっぱって、ぶちこむ(どちらも彼らの常用語であった)学生たちと理くつでいい合えば看守に分があろうわけはない。東大の学生その他に対し、本富士署の看守は、全く軍隊式にやることをかしこい手段と発見した。

軍隊式というのは、入って来るやいなや、些細なことをきっかけに先ず、ビンタをくわせ、ここをどこだと思っていやがる。