일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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すぎがき

杉垣

宮本 百合子

宮本 百合子의 杉垣(すぎがき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 15,051자 · 30화면

아오조라 문고

と云った。

「そんなんじゃない」

両手でジョッキのまわりをつつむようにしながらのり出した。

「君たちはどう思っているか知らないが、これからの北海特産物は、大した意味をもって来るんだぜ」

大陸の治安が恢復するにつれて、北海道から出る穀類、海草類がいくらでもそっちへ輸出されるようになって来るというのであった。

「現に大分動いている。将来はどの位の販路がひらけるか分らないくらいだ。来る汽車ん中で二三の人にその話をきかせたら、そりゃいいことを教えてくれたってよろこんでいたよ」

「特種を公開しちゃっていいのかい」

「ところが僕がほんとにやろうとしているのは海草じゃないんだ」

飯島はちょっと肩をすくめるようにして笑って、

「僕のやるのは貝柱の方だ」

ヨーロッパ大戦でもはじまればそれこそ大したものだが、そうでなくって中国へ出すだけでも北海道の貝柱は足りないくらいだ。

「支那人は皆あれを料理につかうんだからね。――どうだい、出資しないか」

「本当に、そんなにみんなが食うのかい?」

戸山が、にやつきながら飯島の顔を見た。

「俺は『大地』って映画をみたが、そんなものを食っちゃいなかったぜ」