후리가나로 읽는 일본 고전
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こたんのふうかくをはいす
枯淡の風格を排す
坂口 安吾의 枯淡の風格を排す(こたんのふうかくをはいす)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 7,411자 · 15화면
現今生活しにくい時世がきて各人相当ニヒリストになりながらも、ニヒリストなみの「通」だけは忘れないところが不思議である。
正宗白鳥氏であったか、日本人が和臭を嫌うのは不当であると言われていたようだが、和臭といっても、古人の文章に匂っている斯ういう「意気な心掛け」を嫌うのであってみれば、尤も千万なことだと思わずにいられない。一口に西欧を「バタ臭い」というが、年老いて尚脂っこく毒々しい体臭を放つという意味でもあるなら、バタ臭いことこそ作家のとるべき道であろう。
年をとると物分りが良くなるというので急に他人のことを考え、慾がなくなるなぞという納まり方は信用できぬ、人間生きるから死ぬまで持って生れた身体が一つである以上は、せいぜい自分一人のためにのみ、慾ばった生き方をすべきである。毒々しいまでの徹底したエゴイズムからでなかったら、立派な何物が生れよう。社会組織の変革といえども、徹底的なエゴイズムを土台にしたものでない限り、所詮いい加減なものに極っていると私は思う。本音を割りだせば誰だって自分一人だ、自分一人の声を空虚な理想や社会的関心なぞというものに先廻りの邪魔をされることなく耳を澄して正しく聞きわけるべきである。