후리가나로 읽는 일본 고전
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でいごのはな
梯梧の花
山之口 貘
山之口 貘의 梯梧の花(でいごのはな)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 2,389자 · 5화면
仏桑華は、沖縄ではアカバナと称されていて、その花の形よりは、その色からアカバナと名づけられたもののようで、原色的な赤い色の花だからであろう。本によると、仏桑華の原産地は印度だそうで、花の色は普通のが紅色とある。その他には、白や黄のもなるとのことであるが、ぼくの知っている限りの沖縄のアカバナでは、ついぞ白いのを見たことがなかった。だが黄色をおびたのや、桃色のアカバナのあったことは知っているのである。仏桑華はアオイ科に属する植物だそうで、小柄な灌木なのであるが、琉球ムクゲという別名のあることからしても、琉球の花、つまり、沖縄の花とおもっても一向に差しつかえはないこととおもうのだ。葉は卵形に近いもので、しかし、縁が鋸の歯のようにギザギザになっていて、葉の先が尖っているのである。花弁が五つで、ラッパ形にひらき、芯が長く飛び出ているのである。夏から秋へかけて咲くのだと言われているのだが、ぼくの記憶によると、沖縄では年中咲いていたような気がする。庭のある家ならどこの家でも、きっと仏桑華の花が咲いていたし、庭のない家でも、井戸端に咲いていたり、垣根のところに咲いていたりしていて、沖縄では日常の生活のなかに生えているようなものであって、仏壇や、墓まいりにも、なくてはならない花なのであった。