후리가나로 읽는 일본 고전
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しいのき
椎の木
豊島 与志雄
豊島 与志雄의 椎の木(しいのき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 6,002자 · 13화면
椋鳥はまた凧をつつきました。それから、凧の上、赤いひげだるまの顔のあたりに、とび乗って、足でひっかいてやりました。ばさっと音がし、ばりっと破けて、凧はぐらりとかたむきました。
烏は大きな翼をひろげて、風のように飛んでいってしまいました。
椋鳥はなかばひろげた翼をひらいて、飛びあがろうとしました。ところが、片足が凧の紐にひっかかっていました。凧の四隅や中程についてる紐が一つにまとめてあるその真中に、足をふみこんだのです。
椋鳥はあわてました。片足にからんでる紐を、ほかの片足でけおとそうとして、そちらにも紐をからませ、両足をすり合せばたつかせて、ますます紐をからませました。と共に、飛びあがろうとして力いっぱいに羽ばたきをしました。
凧はゆれ動いて、枝からはなれました。枝にかかってる凧糸が、一方は地面のつつじの木につながれたまま、ぴんと張りきり、ついに切れました。
椋鳥は一生けんめいに羽ばたきしました。しかし、足に凧をつけたまま飛ぶほどの力はありません。凧といっしょにふらりふらりと地面へ落ちてゆきました。
椋鳥はもう羽ばたきをやめました。横ながれにばさりと地面へ落ちました。