후리가나로 읽는 일본 고전
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いんじゅうトリステサ
橘外男ワンダーランド 人獣妖婚譚篇
橘 外男
橘 外男의 橘外男ワンダーランド 人獣妖婚譚篇(いんじゅうトリステサ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 154,788자 · 299화면
「よし! ビスカ、仕方がない、お前の意見に従おう! では今夜一晩はこのままにしておいて、明日の朝来てみて何ともなかったならば、俺はこの屍体をキャンプまで搬んで行くぞ!」
と私は失われた威厳を取り戻すべく、クソ忌々しい気持でそう言った。
そして、その一夜こそは、どんなに好奇の心を躍らせながら、灯の瞬くキャンプの中に、一同とともに眠られぬ一夜を明かしたことであったろうか。三つのキャンプの廻りには、燃やせるだけの篝火を焚いて、銃を持たせた土人の不寝番を三人も立たせておいた。そして一同は素破と言えば直ちに起き上れるように、施条銃や拳銃を握りしめたまま、床についたのであったがもちろん眠れるものではなかった。その不思議な屍体の美婦人のことのみを語り合いつつ、ばさと木の葉の落ちる音にも胸轟かせ、ただ黒暗々たる無人の密林盆地のうちに天も地も沈々と更けゆく中に、寂寞身を切るような阿弗利加奥地の奇異な一夜を明かしたことであったが、さて陽光のうららかに木々の梢や葉を透かして射し込んできて、篝火の灰のみうずたかく、別段キャンプ付近に何事も起こらなかったのを見ると、緊張していただけに、昨日の出来事が自分ながら夢のような気がしてくるのであった。