후리가나로 읽는 일본 고전
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いんじゅうトリステサ
橘外男ワンダーランド 人獣妖婚譚篇
橘 外男
橘 外男의 橘外男ワンダーランド 人獣妖婚譚篇(いんじゅうトリステサ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 154,788자 · 299화면
と、アランは、頭をかきりながら、絶望したように私を睨みつけて出て行った。
……しかしかまわない、私は自分の気持に忠実に、ただありのままを言ったにすぎないのだから、それで腹を立てたからとて仕方がないではないか。私にだって男の気持というものは想像できないこともないけれど、自分というものをまったく棄てて父様のために捧げようと決心している今、父様にそう言ってくれなくて何を私が自分勝手にできようというのだ! こんな場合に、そんな悠長な気持を起こしているアランのほうこそ我儘なのだ! いいだろう、うっちゃっておけば、またそのうちにはアランも自分の言い出したことを恥じもすれば、また後悔もしてくれるだろう。私の言い方が、強かったならばその時謝っても済むことだ。
雨相かわらず烈し。蛮地の雨季にはほとほとうんざりする。よくこれで病気にならぬものだと、自分ながら感心する。
一月二十日。今日ふと片付け物をしていた時に、鞄の底からブルヴェン製の口紅を見つけ出した。来る途中の船の中ででも使った残りであろう。しみじみと懐かしい気がして、思わず小指で唇に塗ってみた。そして鏡を見ながら凝乎と考え耽ったが、想えば白粉、口紅、そして香水……そうしたものに遠ざかってからすでに一年と七カ月。