후리가나로 읽는 일본 고전
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たなださいばんちょうのかいし
橘外男ワンダーランド 怪談・心霊篇
橘 外男
橘 外男의 橘外男ワンダーランド 怪談・心霊篇(たなださいばんちょうのかいし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 112,181자 · 219화면
おまけに、検診していた警察医が、大声を上げました。
「おう……殺られてる……殺られてる……やっぱり殺られてる! 眉間を撃たれてるぞう!」
弾は額を貫通しているらしく、ベロリと皮の剥けた眉間のあたりに、ピンセットを入れて警察医は頻りに弾の摘出をしているらしい様子でした。
「見るな、見るな! といわれるだから、わっしはこの方はハッキリと顔を見たわけではねえでやすが、……両方とも屍体の上がったことも、撃たれて死んでるチュウことも、決して間違いのねえこってやす……」
妹に撃たれて死んだという風評も、これで確実になったわけです。しかも当の妹の方も死体になってるのですから、噂の真偽さえ確かめればそれでよしということにして、どうせこんな山の中の警察では、もうその上の穿鑿もしなかったのでしょう。死体は解剖に回しもせずに、そのまま湖岸西北方の、例のマンガン鉱山を南に仰いだ小山の麓に――父親の眠っている墓の傍らに、一時仮埋葬をすることにしたというのです。が、その後何日かたって、水番の六蔵と馬丁の福次郎が来て……。
「そうさ……あれはいつ頃じゃったっけなア……何でも二十日ばかり過ぎた時分じゃ、なかったけがと思うでやすが」