후리가나로 읽는 일본 고전
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たなださいばんちょうのかいし
橘外男ワンダーランド 怪談・心霊篇
橘 外男
橘 外男의 橘外男ワンダーランド 怪談・心霊篇(たなださいばんちょうのかいし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 112,181자 · 219화면
考え込んでいるうちに、蝋燭の仄な光でまた私は、朝まで何にも知らずにぐっすりと眠り込んでしまいました。
満ち足りた眠りから醒めた、快い翌る日の朝は、日本人の私が慣れない肉やパンのお付き合いではお辛いでしょうと、特別に私のために米の飯を炊いてくれ、味噌汁も拵えてくれました。父親は、マンガンで夢中になっているのでしょう、その朝も早く出かけてしまったとかで、私が起きた時にはもう、姿も見えませんでした。
さて、五月晴れの麗らかに晴れた青空の下を、馬にも乗らぬ娘二人に案内されて、四頭の逞しい馬のいる馬小屋を見て――そのうち栗毛の馬だけは、今父親が乗って行って留守でしたが、もちろんこれらは、農耕用の輓馬ではありません。いずれも御料牧場育ちの、四歳、五歳という乗馬用のアラブ種ばかりです。
その立派な馬を見てから、爪先上がりの草原を海岸へ足を向けて、娘たちの家からいくつの丘を越え林を越え、野を越えて来た頃でしょうか? 風致のいい赤松の丘の中ほどで、呀っ! と思わず私は立ち停まりました。この山の中に……この山の中に! そしてそれは、なんという壮大さでしょう。
広々とした深い地下を掘り返して、縦横に鉄柱が峙ち、鉄梁や鉄筋が打ち込まれて、地下工事が施されているのです。