일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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はるはばしゃにのって

機械・春は馬車に乗って

横光 利一

横光 利一의 機械・春は馬車に乗って(はるはばしゃにのって)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 77,492자 · 156화면

아오조라 문고

と云って高縁の段を降りた。

後はもう定雄は家内一同をつれて、勝手にどこへでも行けば良かった。

次ぎの日から彼は子供を姉に預け、千枝子と二人で大阪と奈良へ行った。それをすますと見残した京都の名所を廻って、最後に比叡山越しに大津に出てみようと定雄は思った。大津は彼が最初に学校へ行った土地でもあり、殊に六年を卒業するときに植えた小さな自分の桜が二十年の間に、どれほど大きくなっているか見たかった。

比叡登りの日には、毎日歩き廻ったため定雄も千枝子も相当に疲れていたが、次男を姉の家に残して清をつれ、ケーブルで山に登った。定雄は比叡山へは小学校のときに大津から二度登った記憶があるが、京都からは初めてであった。千枝子はケーブルが動き出すと、気持ちが悪いと云って顔を少しも上げなかった。しかし、登るにつれて霞の中に沈んでいく京の街の瓦は美しいと定雄は思った。

「見なさい。飛行機に乗ると丁度こんなだ」と定雄は清の肩を掴まえて云った。

終点で降りてから頂上へ出る道が二つに別れていたので、定雄は先きに立って広場の中を突きぬけて行くと、道は林の中へ這入ってしまってだんだんと下りになった。