일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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じろうものがたり

次郎物語

下村 湖人

下村 湖人의 次郎物語(じろうものがたり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 146,773자 · 294화면

아오조라 문고

……じゃあ、俊三君はこのつぎにするかね。」

と、徹太郎は台所の方をのぞき、すぐ俊亮とお祖母さんとに挨拶して立ち上った。お祖母さんはいかにも不機嫌そうな顔をしていた。

三人が門口を出るときには、お芳も俊三も見送って出ていたが、次郎はつとめて二人の眼を避けているようなふうだった。

「じゃあ、お宅を三時頃にはおいとまさして下さい。日が暮れると、正木で心配しますから。」

俊亮のそんな心づかいをうしろに聞きながら、次郎は真っ先に立って歩いた。彼の足はやけに早かった。そして、町はずれを出てからも、誰とも口をきかなかった。

「中学校も三年になると、ちょっと学科がむずかしくなるねえ。」

「ええ。東洋史に覚えにくい名前が出て来て困るんです。」

「武道はどちらをやってるんだい。剣道?」

「いいえ柔道です。」

「君の体では、剣道の方がよくはないかな。」

「ええ、……でも、僕、面をかぶるのが嫌いなんです。臭くって。」

「だいぶ神経質だな。……べつに何か運動をやっているんかね。」

「やりません。」

「登山はどうだい。」

「好きです。僕、ときどき一人で登ります。この辺の山だけれど。」

「一人で? そうか。