후리가나로 읽는 일본 고전
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じろうものがたり
次郎物語
下村 湖人
下村 湖人의 次郎物語(じろうものがたり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 146,773자 · 294화면
」
恭一も、もう間もなく中学の三年だった。彼は、精いっぱいにその正義感を唇にほとばしらせながら、青ざめた頬を涙でぬらしていた。
これには、さすがに、お祖母さんもすっかりあわてたらしかった。三四歳ごろ、よくひきつけていた恭一の顔つきまでが思い出されて、恐ろしい気さえしたのである。そうなると、お祖母さんは折れるより仕方がなかった。
「お祖母さんが悪かったんだよ。二階に寝て、お前が風邪でもひいてはいけないと思ったものだから、ついあんなことを言ってしまったんだよ。二階に寝たけりゃあ、寝ていいともさ……次郎も喜ぶだろうよ。」
恭一と次郎とか、二人で二階に寝るようになったのには、お祖母さんとのこんないきさつもあったのである。それだけに、恭一は、床について次郎と顔を見合わせると、安心とも興奮ともつかない、異様な感じになるのだった。
次郎はそんないきさつについては全く知らなかった。彼は、恭一が、その晩、お祖母さんに相談してくると言って階下におりたきり、三十分近くも帰って来ず、やっと帰って来たその顔がいくぶん青ざめているように思えたので、どうしたのかと、ちょっと不安にも感じたが、恭一がすぐ、