후리가나로 읽는 일본 고전
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ぶしゅうきたいん
武州喜多院
中里 介山
中里 介山의 武州喜多院(ぶしゅうきたいん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 3,572자 · 7화면
ことはあるが、今度はその時見残した国宝の職人図だの、岩佐勝以の三十六歌仙だの、そんなものを見せてもらうことが出来れば幸だと思った。
入間川までは電車も相当混む、今は花時だから、それから先きが存外長いと思った、川越駅で下車して見る、別に昔と比べて目醒ましい発展をしているとも思われない、下車すると大宮行きのバスがある、それへ乗り込んで七八丁、喜多院前で下車する、境内はだだっ広くしまりがない、本堂も大きいには大きいがかなり汚ない、それから宝物を見せて貰えまいかと頼むと庫裡へおいでなさいという、庫裡へ行って見たが誰も居ない、そのままずんずん上りこんで奥の方へ行くと奥庭に大きな桜の老木がある、ハヽアこれだな! と思った、鳴雪の句に、
南無大師三百年の桜かな
という句があったのを覚えているが、先年来た時本堂の前庭の桜は花盛りであったが、三百年に該当するような大木はついぞ見出されなかったがここへ来て見てはじめてそれと分った、立札を見ると、
三代将軍家光お手植桜
樹高――三十二尺、周囲――八尺、樹齢――二百九十年
寛永十六年再築の時植付
とある、それから書院を廻って見ると三代将軍誕生の間というのがある、ハテ、家光公はここで生れた