후리가나로 읽는 일본 고전
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わすれえぬひとびと
武蔵野
国木田 独歩
国木田 独歩의 武蔵野(わすれえぬひとびと)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 94,018자 · 192화면
今井の叔父さんがみんなの中でも一番声が大きい、一番元気がある、一番おもしろそうである、一番肥っている、一番年を取っている、僕に一番気に入っていた。
同勢十一人、夜の十時ごろ町を出発た。町から小一里も行くとかの字港に出る、そこから船でつの字崎の浦まで海上五里、夜のうちに乗って、天明にさの字浦に着く、それから鹿狩りを初めるというのが手順であった。
『まるで山賊のようだ!、』と今井の叔父さんがその太い声で笑いながら怒鳴った。なるほど、一同の様子を見ると尋常でない。各粗末なしかも丈夫そうな洋服を着て、草鞋脚絆で、鉄砲を各手に持って、いろんな帽子をかぶって――どうしても山賊か一揆の夜討ちぐらいにしか見えなかった。
しかし一通りの山賊でない、図太い山賊で、かの字港まで十人が勝手次第にしゃべって、随分やかましかった。僕は一人、仲間外れにされて黙って、みんなの後からみんなのしゃべるのを聞きながら歩いた。
大概は猟の話であった。そしておもに手柄話か失敗話であった。そしてやっぱり、今井の叔父さんが一番おもしろいことを話してみんなを笑わした。みんなが笑わない時には自分一人で大声で笑った。