후리가나로 읽는 일본 고전
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わすれえぬひとびと
武蔵野
国木田 独歩
国木田 独歩의 武蔵野(わすれえぬひとびと)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 94,018자 · 192화면
げにこの悲しみや深し。
友の交わりを続けてよとの御意、承りぬ。これより後なお真の友義というものわれらが中に絶えずば交わりは勉めずとも深かるべし、ただわが言うべきを言わしめたまえ、貴嬢のなすべきことは弁解を力むることにはあらで、諸手を胸に加え厳かに省みたもうことなり、静かにおのが心を吟味したもう事なり、今われ実にかの人を愛するや否やと。おのれの心の変わりゆきし跡を見たもうてあきれたもうとも笑いたもうとも泣きたもうとも、そは貴嬢が自由なり、されどあきるるも笑うも泣くもみな貴嬢が品性によりてのことなれば、あながち貴嬢が自由ともいい難し。
さて時はついに来たりぬ、いざわが文に入らん。
午後四時五十五分発横浜行きの列車にわれら二人が駆け込みし時は車長のパイプすでに響きし後なることは貴嬢の知りたもうところのごとし。二郎まず入りてわれこれに続きぬ、貴嬢の姿わが目に入りし時はすでに遅かりき、われら乗りかうるひまもなく汽車は進行を始めたり。
貴嬢の目と二郎が目と空にあいし時のさまをわれいつまでか忘るべき、貴嬢は微かにアと呼びたもうや真蒼になりたまいぬ、弾力強き心の二郎はずかずかと進みて貴嬢が正面の座に身を投げたれど、まさしく貴嬢を見るあたわず両の掌もて顔をおおいたるを貴嬢が同伴者の年若き君はいかに見たまいつらん。