일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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れきしのおちぼ

歴史の落穂

宮本 百合子

宮本 百合子의 歴史の落穂(れきしのおちぼ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 8,780자 · 17화면

아오조라 문고

荷風は、ロマンティックな蕩児として大学を追われ、アメリカに行き、フランスに着し、帰朝後は実業家にしようとする家父との意見対立で、俗的には世をすね、文学に生涯を没頭している。

日露戦争前後の日本の社会、文化の水準とヨーロッパのそれとは驚くべきへだたりがあったから、この時代、相当の年齢と感受性とをもって、現実生活の各面に、自分の呼吸して来た潤沢多彩なヨーロッパ文化とにわか普請の日本のせわしない姿とを対照して感じなければならなかった人々の苦しい、嫌悪に満ちた心持は、荷風の帰朝当時の辛辣な作品「監獄署の裏」「冷笑について」「二方面」「夜の三味線」などにまざまざとあらわれている。

時代はすこし前であるが、漱石もロンドンから帰った当時は、同じような苦しみを深刻に経験している。漱石は、だが一身上の必要から、やっぱりいやな大学にも出かけなければならず、そのいやな大学の講義に当時の胸中の懊悩をきわめて意力的にたたきこんで、彼の最大不機嫌中に卓抜な英文学史と文学評論とを生み出した。

荷風の方は、家父もみっともないことをせずひっこんでおれといわれ、衣食の苦労もないところから、その内面の苦痛に沈酔した結果、ヨーロッパの真の美を、その伝統のない日本、風土からして異る日本に求めたとしてもそれは無理である、ヨーロッパ文学の真価も、