후리가나로 읽는 일본 고전
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のこされたるえど
残されたる江戸
柴田 流星
柴田 流星의 残されたる江戸(のこされたるえど)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 41,677자 · 80화면
じゅうのとう(五重塔)おんま(馬)がさんびき(三頭)ヒン/\/\(啼き声)
先ずざっとこうである。吾儕はかくも趣味ある変化に富んだ実物教育を、祖父母や乳母から口ずからに授けられて、生れて二歳の舌もまだよくはまわらぬ時から、早くもその趣味性を養われてきたのである。
顔役の裔
久しい以前のこと、山の手から下町、下町から山の手と、殆んど処隈なく古ぼけた車に朴の木樫の木撫の木を載せて、いずれの太夫が用いすてたのやら、糸も切れ切れの古鼓を鳴らして、下駄の歯入れをなりわいに呼び歩く四十なにがしという爺さんがあった。この爺身にまとう衣服こそ卑しいが、どこやらに一風変った見どころがあって、その頃はたとえ古鼓にせよ、そうしたものを鳴らして下駄の歯入れに歩くものとては一人もなかった。さるを生業は卑しけれ、さる風流を思い立って人知れず独り自ら娯しんでいたのが、いつの頃からかフッツリ見えずなって、大方の噂に上るその行衛を、内々捜していると、麹町の八丁目というに小やかな三階づくりが出来て、階下には理髪店が開かれたが、その三階にチラと見える爺さんの相変らずの姿、ようこそあれござんなれとばかり、訪れて見ると、四畳半ほどの一間に朴の木樫の木撫の木を散らばして昔ながらの下駄歯入れ、仔細を訊けば爺さん軽く笑って、「なァにね、実は植木の置場