후리가나로 읽는 일본 고전
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ぼしじょじょう
母子叙情
岡本 かの子
岡本 かの子의 母子叙情(ぼしじょじょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 77,355자 · 153화면
壁の前に、左の腕にナフキンをかけて彫刻のように突立っているギャルソンの頭が、妙に怪物染みて見える。
「みんな、この子と仲好くしてやって下さいね」かの女はグループを見廻してそういった。
「たのみますよ」
時に、かの女のいるテーブルの反対側の広間から、俄に鬨の声が挙って、手擲弾でも投げつけたような音がし出した。かの女はぴくりとして怯えた。同じくびっくりした壁の前のギャルソンは、急いでその方へ駆けて行ったが、すぐ一抱えにクラッカーの束を持って来て、テーブルの上へ投げ出した。
謝肉祭
もう、そのとき、クラッカーを引き合って破裂させる音は、大広間一面を占領し、中から出た玩具の鳴物を鳴らす音、色テープを投げあうわめき、そしてそこでも、ここでも、々として紙の冠りものを頭に嵌めて見交し合う姿が、暴動のように忽ち周囲を浸した。
「おかあさん、何? 角笛、これ代えたげる冠りなさい」
うねって来る色テープの浪。繽紛と散る雪紙の中で、むす子は手早く取替えて、かの女にナポレオン帽を渡した。かの女は嬉しそうにそれを冠った。ジュジュ以外のものも、銘々当った冠りものを冠った。ジュジュには日本の毛毬が当った。