후리가나로 읽는 일본 고전
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ひかくしんわがく
比較神話学
高木 敏雄
高木 敏雄의 比較神話学(ひかくしんわがく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 177,624자 · 348화면
進みて穴を出ずれば、身は忽ち下界の人となりぬ。其有様少しも、上界と異ることなし。かくて尚、熊を尋ね行く中に、其身忽ち一の蛇に変じぬ。茲に或神、告げて云うよう、云々せば、又元の身になりて、再び上界に帰るを得ん。されど、汝既に下界の菓実を食いたれば、汝は終に上界の者に非ず。茲に一の女神ありて、汝に婚わんと欲して、熊に化して、汝を此に誘いしなりと云う。依て其言の如くせしに、再び上界に還るを得たり。されど、久しからずして、病に罹りて、また下界の人となりき。
皮相的に観察するときは、浦島説話も、人間と動物との結合の説話と見ゆること無きに非ざるも、そは一個の謬見に過ぎず。説話に見えたる、離別の条件と称し得可きものは、ラングの言に従えば、一種の風習ならざる可からず。然るに浦島説話の玉匣は、長生不老の呪力を籠めたる一種の呪符にして、之を開きしが故に、再会の不可能になりたるは、離別の条件と見る可き点なきに非ざるも、毫も習慣の違反とは云う可からず。寧ろ、不老国の往者たる可き担保として、見る可きものなり。但し海幸山幸の段の末節は、習慣説によりて、解釈せらる可し。此説話は、種々の異成分より成れること、前に述べしが如し。