일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

えがわらんこ

江川蘭子

江戸川 乱歩

江戸川 乱歩의 江川蘭子(えがわらんこ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 11,151자 · 23화면

아오조라 문고

ラン子は上着をちぎり捨てて、部屋の真中へ飛んで行った。そして、いきなりジョセフィン・ベイカアの踊りを踊り初めた。だが、踊っているのは、黒ん坊ではない。寧ろ気高い程も美しい、桃色の日本娘だ。その不調和が豚を気違いにしてしまった。彼は血のたれる唇を、だらしなく開いて、三十年以前の流行歌を怒鳴り始めた。

曲馬団の親方は、わざとラン子を置いてけぼりにしてしまったので、彼女は当分パトロン老人との共同生活を続ける外はなかった。

段々、この老人が非常な資産家の、恐らくは千万長者の隠居であること、隠居とは云え、老人自身も莫大な財産を所有していること、彼の息子の当主は大阪の有名な売薬製造業者であることなどが分って来た。老人は着物でも装身具でも、ラン子の望むがままに買い与えた。ラン子は、飛び切り新しい仕立ての着物をひらめかせて、神戸の元町通りを散歩するのが好きになった。

間もなく、元町通りの茶店で、アダムス四郎という二十三歳の英和混血児と知合いになった。四郎の高い透き通る鼻と、奥底の知れない青い眼と、鼻の上のそばかすとがラン子の気に入った。

四郎はラン子の住んでいる、パトロン老人の別宅へも遊びに来る様になった。