일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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きせんのなかのちちとこ

汽船の中の父と子

小川 未明

小川 未明의 汽船の中の父と子(きせんのなかのちちとこ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N3. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N3 · 중급 · 신자체·신가나 · 4,175자 · 9화면

아오조라 문고

古い、小形の汽船に乗って、海の上をどこということなく、東に、西に、さすらいながら、珍しい石や、貝がらなどを探していた父子の二人がありました。

あるときは、北の寒いところで、名もない小さな島に上がって、珍しい青い石を探したこともあります。また、あるときは、南の熱い太陽の赤々と照らす、真下のところで、赤い石を掘ったこともありました。

二人は、珍しいものが手にはいると、いろいろな国の都へ、どことはかぎらずに、船の便宜によって上陸しました。そして、にぎやかな街の中を歩いて、それを貴族に売ったり、金持ちに莫大な金で売りつけたり、また商人に譲ったりしたのであります。

父と子といっても、すべて、父親一人の力でありました。男の子は、まだ、それほど年がいかなくて、ただ、父親のゆくところへは、どこへでもついて歩いてゆくばかりであったからです。

父親は、気むずかしい顔をして、髪をのばしていました。青い月の光が、水のように美しく、華やかな、にぎやかな街のかわら屋根に流れる夜、その街を歩いて、その日は、珍しい石を高く売りつけたので、とある酒場にはいって、たくさんなごちそうを食べたりしたこともあります。