후리가나로 읽는 일본 고전
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うかぶひこうとう
浮かぶ飛行島
海野 十三
海野 十三의 浮かぶ飛行島(うかぶひこうとう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 124,009자 · 249화면
いやもう、どこの固まりでも、リット少将は福の神さまのように、あがめられていた。
とうとう夜になった。
甲板は、真昼のように明るく照明されている。二万四千トンの輸送船ブルー・チャイナ号は、桟橋にぴたりとよこづけになり、皆の乗りこむのを待っている。
しかし乗船命令は、なかなか出なかった。
午後八時が九時になり、十時になった。
そろそろ不平をいう者も出てきた。
英国軍人以外は皆立ち去らせるので、島内の捜索をさらに厳重にやっていて、それで出発時刻がおくれるんだと、どこから聞きこんだのか、したり顔に説明する者もあった。
午後十時が、十一時になり、十二時をまわった。
「今夜はもう出発とりやめで、明朝に延期になるんだろう」
などと噂しているところへ、午前一時になって、突然乗船命令が出た。
一同は、水兵たちの制するのもきかず、われがちに桟橋へ殺到した。それを一人一人乗船させる。
三千何百人の乗船には、たいへん手間どった。時刻は午前二時半になった。
囚人も皆のりこんだ。
一番後から乗ったのは、白い病衣をまとった東洋人を中心にした四人づれであった。白い病衣は外ならぬ杉田二等水兵の姿であった。