후리가나로 읽는 일본 고전
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よくそうのはなよめ
浴槽の花嫁-世界怪奇実話1
牧 逸馬
牧 逸馬의 浴槽の花嫁-世界怪奇実話1(よくそうのはなよめ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 48,908자 · 96화면
七百ポンドの保険金を受け取っている。が、このマアガレット殺しが、ブリストルの骨董商ジョウジ・ジョセフ・スミスの最後の「掘出物」であった。自分でもおおいに意外だったろう。足はなにからつくかわからない。
殺人鬼とか殺人狂とかいうこの類型に属する犯人には精神異常者が多いというが、このジョウジ・ジョセフ・スミスは例外だった。細心をきわめた手口を観てもわかるように、彼はじつに組織的な時としてははるかに普通人を凌駕する明徹な頭脳の所有者だった。普段は怠惰なくせに、「浴槽の花嫁」の場合にだけ、異様に敏活巧緻に働くのだから、その点がすでに病的だといえばいえるけれど彼の日常の言動を精査しても、何度専門家が鑑定しても、なんら精神的反応を呈さずに報告はいつもネガチヴだった。それだけ彼が明るみへ引き出された時、世間の憎悪と恐怖は大きかった。彼は建築家のごとく平均を重んずる心で殺人の設計を立て、軍略家のように先を見越して行動し、船長の持つ正確さで犯罪を運転して、半生に亘って人命の破壊とそれによる財物の横領を職業としたのだ。何人の女を浴槽で殺したか、その数はとうとう明確にわからずに終った。