후리가나로 읽는 일본 고전
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うみにいくるひとびと
海に生くる人々
葉山 嘉樹
葉山 嘉樹의 海に生くる人々(うみにいくるひとびと)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 161,305자 · 321화면
鐘が鳴った。夕食である。水夫は水夫室に、火夫は火夫室に、各はいって行った。
難破船は、薄やみの中に、暴れ狂う怒濤の中に、伝奇小説の中で語られた悲しき運命の船のごとくに、とり残された。
藤原は、船尾にランプをつり上げながら、残された船を見送って、堪えられない寂しさと、憤りとに心を燃やした。
「あの船には、少なくとも二十人の乗組員はあっただろう。それが養っている、同じ数くらいの家族もあっただろう。あの中で二十人は凍死したか、ボートで溺死したか、どちらにしてもあの船の乗組員が助かるということは考えられないことだ。二十人はとうとう、その家族を残して、妻子はその主人に残されて逝ってしまわれたんだ。そして、その船によって、最も重大な利害を感ずるはずの船主は、今その宅で雪見酒を飲んでいるのであろう。その二十人の不払い労働から、蓄めて経営している会社の株のことを、電報がはいるとすぐに気にするだろう。遺族には、香典が二十円ずつぐらいは行くであろう。そして、船主は、二十人の人間のことよりも、その沈没するのが当然なほど腐朽し切った、ぼろ船の運命に対して、高利貸式の執拗さでくやしがってるだろう」