후리가나로 읽는 일본 고전
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うみにいくるひとびと
海に生くる人々
葉山 嘉樹
葉山 嘉樹의 海に生くる人々(うみにいくるひとびと)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 161,305자 · 321화면
それを力をいれて指でこすると、黒くなるのであった。どんなに手に石鹸をつけて軽石でみがいたあとでも! 彼らはそれで用心をした。金つばと、栗饅頭とを小僧さんがお茶と一緒に持って来てくれた。
彼らは、まるで飢饉地方の住民のように、飛びついて、食べた。ことにその中でも、波田は仲間からさえ驚嘆されるのであった。しかし、彼らがそのものを要求するのは、囚人が甘いものを宝玉よりも数十倍も数千倍も、比較にならぬほど望み、ほしがるのと同じことだ。
何かを人間から、奪うならば、たちまち奪われたものが、奪われたものにとっては一番切実な要求となり、願望となるのであろう。光線を奪えば光線、空気を奪えば空気を、活動、音声、嗜好品、それらは、それが奪われるまでは第二義的であっても、奪われると同時に、それは一切第一義的な欲望に変わるのだ。自由を奪われたものは自由を生命より尊いと思うようになるものだ。
菓子には、銀色の小さなフォークが楊枝代わりについていた。紅茶のコップは銀のスプーンがついていた。彼らは、これらの器物を汚さないように、気にしながら、たちまちのうちに第一の皿をあけて、第二番目が注文された。