일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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うみにいくるひとびと

海に生くる人々

葉山 嘉樹

葉山 嘉樹의 海に生くる人々(うみにいくるひとびと)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 161,305자 · 321화면

아오조라 문고

佐渡へ避難する! それもまたセーラーたちには結構であった。そこにも、珍しい街、珍しい風俗があるのだ。

万寿丸は別に錨を巻いて逃げるほどのことはないが、石炭積み取りの艀船は波で来られないという、はなはだじれったいあいまいな日が三、四日続いた。これには、船長はおろか、だれでも癇癪を起こした。

そうかといって、わが万寿丸が、不良少年のように、ノコノコ佐渡までも女狂いには出かけられないのであった。

ちょうど、その時日曜が来た。船長は直江津の艀船の腑甲斐なさを、冷やかす意味において、水火夫全体へ向かって、当番を除いたほかの者は、ボートと伝馬とをおろして、練習していいという、本船初まって以来の計画と壮挙とが発表された。そこで、伝馬にはデッキ、カッターにはエンジンということに振り当てられた。

この計画が発表されると、同時に、ボースンと、今の大工、三上の三人は逸早く隠謀をたくらんでしまった。それは、伝馬を、どんどん漕いでって、上陸して直江津の女郎買いを「後学のため」にして、朝帰って来ようというのであった。そのためには、グズグズしてると不純な分子藤原のごとき、小倉、波田のごときが乗り込んで来ると、いけないというので、気脈相通ずる火夫長とナンブトー(ナンバーツーオイルマン)とを誘惑して、伝馬を占領してしまった。