후리가나로 읽는 일본 고전
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うみにいくるひとびと
海に生くる人々
葉山 嘉樹
葉山 嘉樹의 海に生くる人々(うみにいくるひとびと)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 161,305자 · 321화면
北海道の寒風がりんごの皮を緻密にし、その皮膚を赤く染めたように人足らも、その着物を厚くし、その頬を酒飲みの鼻の頭のようにしている。
だが高速度鋼のカッターは、鋳物を、ナイフで大根でも削るように削る。と同様に北海道の寒風は、労働者たちから、その体温をどんどん奪ってしまう。桟橋の上で働いていることは、焔の中へ氷を置くのと反対な、しかし似合った作用をする。
彼らは、その労働を終えた時、帰って行く、空荷車の上へよじ登るのが困難なくらいに、からだが硬くなっているのだ。彼らの一人は言っていた。
「まあ、生きながら凍ったようなものずら」と。
しかし、労働者は、生きて行くためには死をおそれてはならなかった。
四〇
藤原は、自分の寝箱の中で、腹ばいになって、紙きれに何か書いていた。それは、何か本の抜き書きでもするように、そばには二、三冊書物が置いてあった。彼は、煙草をふかしていた。二本一緒にくわえたらいいだろうと思われるほどむやみにスパスパとふかしていた。彼一人でおもてを燻べ上げるに充分であった。
ダンブルには、ほとんど石炭が一杯に詰まった。本船は、予定どおり、明朝出帆して、横浜へ帰って正月を迎えることができそうであった。