후리가나로 읽는 일본 고전
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うみにいくるひとびと
海に生くる人々
葉山 嘉樹
葉山 嘉樹의 海に生くる人々(うみにいくるひとびと)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 161,305자 · 321화면
終身奴隷とすることだ、首に鉄の環をはめることだ」
船長は、三上が癪にさわってたまらなかった。それはありうべからざることだ。想像だもつかないことなのだ。奴隷に等しいものが「どうも、これははなはだおもしろくない現象だ。そういうことは、根絶しなければならない。いや、全く法律が不完全だ」
船長は、変わった解雇方法で三上をいじめてやろうと決心した。
一七
潮は今、引き潮の最頂点に達した。
万寿丸の伝馬も、三上と、小倉との経済速力をもって、港口へ近づき始めた。
十一時におろされた伝馬は、今、十二時半まで、まっ黒やみの中に、吸いつかれでもしたように一つところに止まっていたのだった。
日本波止場まで一時間はかかるのであった。
小倉は勘定していた。「一時半について、それから三時に船に帰って、三時半に伝馬を巻き上げて、四時から、おれはワッチだ。チェッ! 畜生! ここでこのままへたばって眠った方が気がきいてらあ、畜生!」
三上は、この時すこぶるおめでたい、がしかし実際的な、そして架空的な、とっぴな計画を立てていた。そして、その計画は、船長が「わかる」ようにしてくれれば、やらずに済むのであったが、もし、おれをだましでもしたら、かまわないから、やってやろうとした、復讐的な意味をも含んだところのものであった。