후리가나로 읽는 일본 고전
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うみにいくるひとびと
海に生くる人々
葉山 嘉樹
葉山 嘉樹의 海に生くる人々(うみにいくるひとびと)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 161,305자 · 321화면
三上はこう考えた。船長はおれをきっと女郎買いにやってくれるつもりに相異ない。船長だっておれが上陸ごとに女郎買いに行くのは、知ってるんだから、それに今夜は、あんなふうにいってたんだから、きっと「サンパンは纜っといて、泊まって明朝帰ればいい、サア」といって十円は出すだろう。そこで、小倉は女郎買いには行かないに違いないから、やつを宿屋か何かにほうり込んで置いて、それから……と彼はうっかり笑った。
「もし、万が一、そのままうっちゃらかしてでも行きゃがったら、その時はきっとやってやるから」と、すごい目つきを、闇に向かって光らせて「見せた」。
三上は、変態性欲的というか、あるいは不飽性性欲的というか、または、彼の肉体が立派なように、従ってその性欲も、船員のような性的に不都合きわまる条件の下に置かれては、あらゆる機会を血眼でさがし、それをおぼれる者が、藁をつかむように、しっかりとつかむのであった。彼は、その原始的教養の持ち主として、また、その性欲に関する奇行の創造者として、船内における人気者であった。
彼が、もしその執拗さを今少し制御することができたならば、彼の人気は、も少し深い意味におけるものになり得たはずであったが、何をいうにも、そのしつこさにはだれでも参ってしまった。