후리가나로 읽는 일본 고전
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かいじょうはつでん
海城発電
泉 鏡花
泉 鏡花의 海城発電(かいじょうはつでん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 12,039자 · 25화면
されども渠はいささかも心に疚ましきことなかりけむ、胸苦しき気振もなく、静に海野に打向いて、
「ちっとも良心に恥じないです。」
軽く答えて自若たりき。
「何、恥じない。」
と謂返して海野は眼をりたり。
「もう一度、きっとやましい処はないか。」
看護員は微笑みながら、
「繰返すに及びません。」
その信仰や極めて確乎たるものにてありしなり。海野は熱し詰めて拳を握りつ。容易くはものも得いわでただ、ただ、渠を睨まえ詰めぬ。
時に看護員は従容、
「戦闘員とは違います、自分をお責めなさるんなら、赤十字社の看護員として、そしておはなしが願いたいです。」
謂い懸けて片頬笑みつ。
「敵の内情を探るには、たしか軍事探偵というのがある筈です。一体戦闘力のないものは敵に抵抗する力がないので、遁げらるれば遁げるんですが、行り損なえばつかまるです。自分の職務上病傷兵を救護するには、敵だの、味方だの、日本だの、清国だのという、さような名称も区別も無いです。ただ病傷兵のあるばかりで、その他には何にもないです。ちょうど自分が捕虜になって、敵陣に居ました間に、幸い依頼をうけましたから、敵の病兵を預りました。