후리가나로 읽는 일본 고전
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かいていとし
海底都市
海野 十三
海野 十三의 海底都市(かいていとし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 84,118자 · 168화면
ミドリモというのは君の名前なんだ」
「じょうだんじゃないよ。僕にはちゃんと、本間良太という名がある」
「ふふん。それがミドリモと改名されたんだよ。ちょうどわしが、辻ヶ谷からカビに改名したようにね」
博士はふしぎなことをいった。
「本当かい。なぜそんな改名をしたのか」
「名前というものは昔から親がつけたもんだ。しかしそれはやめて名前は自分でつけることに、法令が改められた。それと同時に姓もやめることになり、今は誰でも名前だけになったんだ」
「なぜそんなことをしたんだろう」
「わしは知らない。法令だ」
法令で、そんなことをきめなければならないわけは、どこにあったのであろうか。僕はそんな問題についてカビ博士と永く問答する興味はなかった。しかしそのとき得た印象として、この理想的自由都市らしいこの町にも、なにかもうカビのようなものが生えかかっているらしく直感した。果してこの直感は当っていたかどうか。
それはさておき、カビ博士が学友辻ヶ谷と同一人だと分った今、僕はこれまでに感じていた窮屈さを一ぺんに肩からおろすことができた。それと共に、彼にいろいろと問いただしたいことが山のようにあるのを感じ、それをどこから彼に問いただすべきかに迷ったほどである。