일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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かいていとし

海底都市

海野 十三

海野 十三의 海底都市(かいていとし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 84,118자 · 168화면

아오조라 문고

とにかく、あそこに見える海底の丘かげへ、このメバル号をつけて、ゆっくり話をするとしよう」

カビ博士は、下方に見える乳房の形にこんもりもりあがった白い丘陵へ向け、下げ舵をとった。艇はゆるやかに曲線の道をとって、水中を降下していった。

「わざわざこんなところまで出かけないと、話が出来ないのかね。そんなわけがあるのかい」

僕は、きいた。

「そうなんだ。町では、こんなことはうっかり喋れないんだ。おそろしい相手が、到るところに秘密のマイクをしかけてあるし、そのうえに、あやしい人物がうろうろしているんだからね。この間も、博物標本室の、象の剥製標本の中から、のこのこと出て来た諜者がいたからね、わしの教室だって、決して安全な場所ではないんだ」

そういうカビ博士の顔には、いつにない不安の色が漂っていた。

「深海底なら大丈夫というわけかね」

「うん、多分大丈夫だろう。しかしここも絶対に安全とはいえないんだ――ありゃりゃ、これはたいへんだ、逃げよう、力いっぱい!」

なにおどろいたか、カビ博士は急にアクセルを入れて、艇に最大速力をあたえた。飛ぶ、飛ぶ。海底の丘をとびこして艇は必死に飛んで逃げる。